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街~運命の交差点~各話感想

街 ~運命の交差点~ 特別篇 街 ~運命の交差点~ 特別篇
Sony PSP (2006/04/27)
セガ

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↑自分がやったのはPS版なんですが、今からやる人はPSP版が一番入手しやすいと思うので
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下記の記事はPS版のものになりますのでご了承下さい。
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■サウンドノベル最高傑作と言われ、お金も時間もかけてきっちり作り込んだ
良質ゲーム…なんだけども
売り上げで制作費を回収出来ず、続編が望まれてるのに作れない、と聞きまして、
で、私としても是非続編を出して欲しいので今一番人様に勧めているゲームです。

■頑張ってBADエンド埋めてって金のしおりに出来まして。
ひととおりのシナリオプレイしたところで、
各話感想いきます。→

【The wrong man 牛&馬】
すみませんいっしょくたにさせて貰います…!
一番お気に入りシナリオ。
瓜二つの、元ヤクザの牛尾とと気の弱い役者(ヤクザ役)の馬部が
周りの勘違いから立場が入れ替わってしまい、
正体がバレると牛尾は逮捕されるし馬部はヤクザに殺されるし…で、
そのまま相手を演じるハメになる、というシチュエーションだけで
もうワクワクします。
「マエ(前科)があるから…」という牛尾に対し、
綾が離婚歴のことだと勘違いしたりと、
アンジャッシュのコントのような
すれ違った会話の数々が笑えるの何の。
周りの人たちがみんな馬部と牛尾両方に関わっていくんですけど、
別の人間だと思ってなくて全く会話が噛み合ってなかったりね。
3日分しかないのは残念ですが、
役者さんが1人2役やってるから仕方無いかな。

一番お気に入りのシーンは、馬部が組長の家で、
酔って今撮影中だと勘違いして
大暴れ→ヤクザ連中ボッコボコにするところ。
ドスを刺しても、本人はドスを撮影道具だと思ってるから、
本当には刺してないつもりなんですよね。

テレビ用語の勉強にもなった(笑)。
それにしても役者さんの馬部と牛尾の演じ分けが凄過ぎる。
見た目全く一緒なのにちゃんと別人になってる。
新人AD役のサギ山(窪塚洋介)もいい味出してました。
PSP版ではサギ山が主人公のおまけシナリオもあるそうですね。
やりたいなあ。

【で・き・ちゃっ・た】
飛沢視点で読んでたので、
女の子が現れる度に超冷や冷やした…!
そこを上手いこと切り抜ける飛沢は凄過ぎると思います。
これ、飛沢も確かに女たらしでダメな奴なんだけど、
女の子たちもそれぞれワガママやってるから
バランスが取れてるんですよね。
女の子たちがあまりにいい子だと、
飛沢が悪人にしか見えないから。
個人的には亜美ちゃんが一番好きです。

飛沢とユキの子供がヨチヨチ歩いて
「パパ」って言ったシーンは
うっかり涙ぐんでしまった…。

【やせるおもい】
自分的には、ちょっと「やりすぎ感」を感じてしまったので
この話だけはあんまり楽しめなかったかな…。
薫との仲直りのシーンとかもなかったのでちょっと後味が悪くもあり。
バッドエンディングは面白かったです。美子ロボ、大爆笑。
あと、北陽の伊藤さおりの演技が見られて嬉しかった。

【オタク刑事、走る!】
刑事ドラマの基本を押さえつつ、
次から次へとパズルのような暗号文が現れるのが楽しかったー!!
そしてこっそり出ている柴田亜美(笑)。
最後の犯人当てで、わざと間違った色んな人の名前入れていったときの
エンディングが面白い。
コンピュータ・ウィルスで電車を乗っ取る流れ、ひょっとしたら
「交渉人真下正義」はこれが元ネタというかヒントになったのかな?と
思ったんですけど、どうなんでしょう。

あ、あと、パソ通が趣味のゲーマー高校生のリングネームが
「ガイ」だった辺り
仮面ライダー龍騎ファンとして思わず、ニヤリと。

【シュレディンガーの手】
サイコサスペンス好きなんで、こういう話はツボですね。
ちょっとまだぐるぐる考えてる状態で、
この話の意味がよく理解出来ていないのですが…。

最初は、市川は二重人格で、「俗物的で低俗な、
売れるためだけのドラマ脚本」を
書いている人格が別にいるんだと思っていたんですが、
むしろ、もう市川は、自分が書きたいと思っている
「純文学」が書けなくなっているんじゃないかと。
純文学で賞を取った過去の栄光に縋り付いて、
本当は自分が書きたいのはこんな俗悪なものではない、
こんなものを書いているのは自分ではない、と
思い込みたいがために左手の小人を頭の中で作り上げてしまった。
小人と戦いながら書き上げたけれど朝になると白紙になっている
自分の「最高傑作」は、最初から存在しなかった。
それだと、左手で右手の袖に「BODY」と書いたり、
左手を固く結んだ紐が解けていた理由がよくわからないんですが…。

エンディングで、
タイピングするように動いていた手は右手なんですよね。
左手を失った事で、純文学が書けるようになったんでしょうか。
あの後市川は死んだと私は思っているので、
その「純文学」が発表されることは無かったんじゃないかと。

「シュレディンガーの手」というタイトルも
ちょっとまだよくわからない。
「シュレディンガーの猫」からきているのはわかるんですけど。
猫を外から見えないよう箱に閉じ込めて、
ある確率で猫が死ぬ状態になっている場合、
箱を開けて確かめないと
猫の生死は全く分からないわけで、その場合
観察者の主観に立てば「生きている猫」と「死んでいる猫」が
同時に存在することになる、という、
量子力学の想像上の実験なんですよね。
聞きかじった内容なので変なこと書いてたらすみませんが;
簡単に言えばそういうことだったと思います。
これをそのまんま「シュレディンガーの手」にあてはめれば、
「生きている『手』と死んでいる『手』が同時に存在する」
「観察者には、『手』が生きているのかどうか、
確率でしか判断出来ない」
この辺りだと思うんですが…
観察者というのは、市川のことか、プレイヤー(神の目)のことか。

【迷える外人部隊】
最初は地味な話だなーと思ってたんですよ。
隆士、人を殴るか眠るか渋谷を徘徊するかばっかりなんですもん。
日が進むにつれ、グッときましたね。くそう、泣かせやがって…!
「街」で一番映画化して欲しい話はこれだ。

他の方の感想を読むと、隆士の死が納得出来ないという方が
多かったんですが、
個人的には、あの終わり方がしっくりきました。
ホームレスの「伍長」との最後の会話→南に行こう!辺りから、
ああーこれは絶対渋谷から出ることなく死ぬな、と思ってたら
やっぱり…という感じだったので。
隆士はずっと自分の「居場所」を探していて,最終的に、
少なくともそれは渋谷ではない、と結論を出したわけですが、
結局、隆士の居場所はレジョンでもアフリカでもなく、
大嫌いな父親を含め、家族の住む渋谷だったのだと思います。
最期に見たものは、不器用な父親が隆士のために打ち上げた花火。
な、泣ける……。

軍の休暇中に規則を破ってまで渋谷に来たことといい、
無意識のうちに実家の前にいたことといい、
心のどこかでは家族のことを気にかけてたんだろうなあ。
親父ぶん殴ってすぐ出てったけど。

【七曜会】
日曜日様、お美しい…!!
この話に出てくるお色気ねーちゃんたちと老人たちが
本当に好きです。
脅迫者である金曜日と、脅迫されている側の人間たちの間に
情のようなものが生まれてくることがあって、
その辺りの関わり合いが何とも温かくてね…特にワニ爺と組長ね。
このゲーム、とにかく父性が前面に出されたエピソードが
多いのですが、
「七曜会」もそういった要素の使い方がとても良かった。
ワニ爺が「これから毎日でも脅迫にきてくれないか
(その度にお金は払うから)」と金曜日に言うシーンが
印象的でした。

【花火】
隠しシナリオなので必ず隆士シナリオよりも後に
プレイするようになるんですが、
ほんと、隆士シナリオでやるせない気持ちになった後にこれやると、
涙腺緩みっぱなしでヤバイ…。
何でそんなに不器用なんだ!このツンデレ親父め!
欲を言えば、最後の花火は全国じゃなくて渋谷だけに
上げて欲しかったです。
財力と、隆士のためにここまで大規模なことが出来るんだ!っていう
愛情の深さは伝わるんですが、やっぱり、
「何となく隆士はまだ渋谷にいる気がした」の方が良かったかなあって。
渋谷で上げた季節はずれの花火を、渋谷で最期を遂げた隆士が見て、
同時刻、渋谷にいた他のストーリーの主人公たちもそれぞれ
違った形で花火を見ている。っていう方がしっくりくるなあ、
タイトルが「街(=渋谷)」なんだから。

【青ムシ抄】
これだけ実写じゃなくてアニメなんですよね。
主人公がアニメオタクなだけに。
他のキャラのアニメ絵バージョンも見られて嬉しい!
(牛馬だけ出て来なくて寂しい…)
アニメ絵の隆士が格好良過ぎます。
あとみんな本物と凄い似てる(笑)。

主人公がエロ漫画家って、もう、凄い親近感が…(笑)。
同人誌を1日で5000冊売り切る、というあたりにはとても親近感を
感じられませんでした。
学校ではクラスの除け者だけど、お前十分凄い奴だよ…!
随所にオタクネタ、エロ漫画家ネタが散りばめられてて、
好き嫌い別れそうなんですけどオタクな自分的には楽しかったです!
最初のサターン版が'98年に出たゲームなので、
ネタはちょっと古いんですけど。
シャンゼリオンネタが嬉しすぎました。
「超まぼろしのアレ」と黒岩省吾ネタ。知っているか!!

編集者との打ち合わせも面白かった。
エロ漫画のタイトルのセンスも凄い。
サイボーグ009っぽいタイトルロゴで「アイドールペロペロ69」
画面にバーンと表示された日にゃあ(笑)。

編集者と漫画家が暴力事件に巻き込まれて、
編集部が警察に取り調べされ、
漫画の修正が甘いという理由でパクられそうになった、という
エピソードは何かこう…
オタク向けのゲームじゃない割には生々しい(笑)。
一般人向けの番組とかでオタク情報を扱う場合、
オタク本人から見ると微妙に
間違っていることが往々にしてあるんですが、
青ムシ抄はその辺りが的を射てた気がするよ。

あと、青ムシは飛沢が好きすぎだと思いました。
飛沢を主人公にして漫画を描く、という名目で
つきまとって情報集めてるわけですが、
嫌っているからというよりはむしろ、好きで仕方無くて
一番友達でいたい相手なんだろうなあーというのが文章の節々から。

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柚木N'(ユズキエヌダッシュ)

  • Author:柚木N'(ユズキエヌダッシュ)
  • 漫画描きです。
    お姉さんと幼馴染とツンデレとツリ目だいすきーな嗜好!
    愛媛出身東京在住・8/1生

    【連絡先】natane_y@hotmail.com
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